写真散策 in したまち墨田&浅草編

 向島という、かつて花街として名を知られた界隈を歩き、隅田川を渡って浅草まで行ってみる。
 

 まだここらには、昔からの料亭がいくつか残っており、芸妓・舞妓も少数ながら活躍している。
 ぜんぜん関係ないが、昭和一桁年代に建てられた俺の自宅は、階段が通常の家のものより幅広(二倍近い)で、かつ傾斜が非常にゆるやかである。何故かというと、当時まだ多数あった“置屋”から廃材として出た階段をそっくりそのまま頂戴してきて使っているからである。芸妓や舞妓があの衣装で上り下りしやすいように、そういう特別な作りになっているのだそうな。今は知らないが。
 
 

 洗張(あらいばり)なんて言葉ももはや死語に近い。これは、和服の洗濯のことなのだが、昔の和服は、本格的に洗う際には一度すべての糸をほどき、布地に戻してから洗ったものなのである。そうして洗ったものを干す際には、板戸のような大きな板きれに張り付けるようにして日にさらす。だから“洗張”である。
 
 
    
 
    
 
 

 じいさんととうちゃんと子供、といった取り合わせの光景だが、とうちゃんはアジア系外国人の外見をしていた。実際に外国籍なのか日本国籍なのかは分からなかったが。
 なんにせよ、微笑ましい光景であることに、それは微塵も影響しない。
 
 

 吾妻橋墨田区側にある、悪名高きアサヒビールのモニュメント。どんな悪名かというと“うんこ”である(´・ω・`)
 その横のビールジョッキを模した黄色いビルが本社ビルなのだが、この撮影位置からだと、さらに向こう側のビルがジョッキの「把手」に見えるようになっている。狙ったのか偶然かは不明。
 
 
  
 
 

 仲見世でもこんな風に監視カメラが目につくようになった。